DESCRIPTION
レビュー対象=萩・津和野旅行
texiyama=RhetoricaとPOKO、そしてジュニプラ。
レビュー対象=萩・津和野旅行
texiyama=RhetoricaとPOKO、そしてジュニプラ。
セシ君の住むシェアハウスで地元の高校生と遊んだ。photo: texiyama
萩・津和野旅行に行ってきた。ふたつの街の差異を通じて、観光に出かけるとき自分が期待しているものがなんなのかよくわかったので、そのことを書きたい。
最初に行った萩は、有名な建造物や場所が広いエリアに点在している街だった。各観光スポットそれぞれが文脈を抱えていて、観光客はスポットを順番に行って見ることになる。確かに各スポットは魅力的だったものの、後景に広がる街全体を感じることができないという点において、きわめてガイドブック的な観光地だと思った。
次に行った津和野は、その真逆に感じた。強力な観光スポットがないから、「津和野」を街全体として感じるしかない。そもそも街自体が非常に小さいので、とりあえず歩いてみようかという気分になる。無目的に歩けるというのは、ガイドブックからほど遠い感覚だ。セシ君や141君といった友人が住んでいるから、地元の酒蔵の社長と話したり、高校生と遊んだり、普通と違った体験ができたのも非ガイドブック性につながっていた。
僕が面白いと感じる観光は、いつも後者だった。中等部で鎌倉旅行に行ったときも、クラスメイト(ほぼ全員)が八幡宮に行って帰ってお土産を買っている間に、僕と数人の友人は駅横の自転車屋で友達とママチャリを借りて海へ走った。高校でグアムに行ったときも、ツアーがあまりにもつまらなくて、クラスメイト全員でMTBを借りて何もない道とビーチを走った。旅行の帰りに彼女連れと話していたら、ふと「Behind the Sceneはどこに行っても最高だよね」と言われた。都市のBehind the Scene。ガイドブックにあるできあがった「観光地」を回る旅とは違った旅。自分でその街を歩いて現実を直視し、そこにあるBehind the Sceneを考える。さらには、限られた観光の時間のなかで、その現実に介入し再構築できる余地を探す。それだけが楽しい。